「仮想通貨は価格変動が激しい(ボラティリティが高い)から投資するのは危険だ」
この記事ではビットコインを例に、仮想通貨の価格変動についてまとめています。
ビットコインでは過去にどれくらいの大暴落があったのか。2021年5月の大暴落は未曾有の出来事だったのか。
記事を読み終わるころには仮想通貨の値動きについて少し冷静な目を持てるかと思います。
仮想通貨は危険なのか
2021年5月中旬の大暴落を目の当たりにして「仮想通貨は危険だ!」というイメージを持った方がいると思いますが、それが通常運転です。
仮想通貨はまだ成熟しきっていない技術で不安定な部分がどうしてもあります。
したがって、勝手に一部上場している株式などと比較して「仮想通貨はギャンブルだ。危険だ!」というのは少し違うのかなと。
そういうものなのです。
仮想通貨がどういう値動きをするのかある程度分かっていれば、大暴落は危険なものではなく逆にチャンスにもなり得ます。
通常運転とはどういうことかビットコインの過去チャートを例に説明していきます。
ビットコインの価格変動
ビットコインは一時最高値700万円を記録した後、2021年5月中旬頃に約350万円まで50%以上の暴落を記録しましたが、実はこれくらいの暴落はまあまあ起きています。
実際に過去のチャートを見てみましょう。
2021年上昇トレンド時の価格変動
ビットコインの2021年上昇トレンド時において15%を超える暴落は5回発生しています。
その中でも50.4%の急落は確かに未曾有の出来事のように見えるかもしれませんが、2017年の上昇トレンド時はどうでしょうか。

2017年上昇トレンド時の価格変動
ビットコインが広く世間に知れ渡ることになった2017年のバブル時(最高値:約220万円)の価格変動が下記グラフとなります。
25%を超える暴落は7回は発生しており、そのうち50%を超える下落は2回も発生しています。

50%以上の暴落はちょくちょく発生している
ビットコインの上昇局面において下落率50%を超える暴落はまあまあな頻度で発生しています。
2021年の上昇局面から取引を開始した人や2017年の値動きを知らない人からすると下落率50%の衝撃はとてつもないものかしれませんが、2017年の値動きを知っている人からしたら「やっぱり来たか」というレベルに過ぎません。
ただ、2021年は機関投資家の参入などによりボラティリティが比較的安定してきていたこともありますが、まだ総数から見ればほんの一部の機関投資家が参入したにすぎません。
仮想通貨のボラの高さを理解した上で取引する
上記で説明したように仮想通貨のボラティリティは株式と比較して高いので取引手法は下記の2つをおすすめします。
- 暴落したタイミングで購入
- 積立投資
暴落したタイミングで購入
30%程度の暴落は頻繁に発生しているので、大きく下がったタイミングで購入する手法です。
詳しくはこちら↓の記事で説明しています。
積立投資
いつ下がるかなんて気にするのはめんどくさいって方には積立投資がおすすめです。
積立投資はドルコスト平均法での運用なので価格変動をあまり気にする必要はありません。
詳しくはこちらの記事で説明しています。
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