ビットフライヤーLightningのトレーリング・ストップ注文って何?という方の疑問にお答えします。
説明書きを読んでなんとなく理解したけどいまいち利用例がイメージできない方にも分かりやすいように利用シーンを例に解説していきます。
トレーリング・ストップ注文とは?
トレーリング・ストップ注文とは、値動きに合わせてストップ注文のトリガー価格が自動更新される条件付ストップ注文の執行条件です。
bitFlyer Lightning の機能と 3 種類のチャートを解説
ここで新たにストップ注文とは下記です。
ストップ注文とは「トリガー価格以上になったら買い」、「トリガー価格以下になったら売り」という条件付きの成行注文の執行条件です。
bitFlyer Lightning の機能と 3 種類のチャートを解説
個人的に重要だと思うのは、ストップ注文が成行注文だという点です。
まずはトレーリング・ストップ注文についてしっかり理解するために、図解付きで説明します。

上記は買いのトレーリング・ストップ注文の場合です。
価格の上昇に追随してトリガー価格も初期に設定した値幅を保ちながら上昇していきます。
トリガー価格は追随して上昇はしますが、一度上がった価格から下降はしません。
価格が下がってきて、トリガー価格に達した時点で成行注文がかかります。
がっかりした点
指値注文ではなく成行注文だと言うことでかなり利用シーンが限定されてがっかりしました。
なぜかと言うと、この注文を仕掛けるにはトレール幅を考慮しても利益が出るまで価格が変動するのをチャートをいちいち確認して今か今かと待ってないといけない点です。
平日の仕事をしている時なんてそんなに頻繁にチャートをチェックすることは厳しいです。
朝にチェックして昼休憩にまたチェックしてみたら、大きく上昇したけどまた朝の時の価格に戻っていたなんて全然あり得ます。
指値注文ならばトリガー価格に達したら、自動で注文が有効になるので機会損失の可能性が限りなくゼロになります。(窓開けなどあれば指値注文でも有効にならない可能性があります。ふと思ったのですが、仮想通貨に窓開けなんてあるんか?)
あとこれは技術的に厳しいと思いますが、トレール幅が絶対値であることも残念です。
可能であれば%で設定できればかなり汎用性が上がるんですけどね。
ただ、下記理由などで実現は難しいと思います。
- 「%」だと刻一刻とトリガー価格が変わるのでデータ量が膨大になる
トレール幅が「%」のところなんて私が知る限りないので、これに関してはただのわがままです。www
トレーリング・ストップ注文の利用例は?
トレーリング・ストップ注文をすることで、トレンド場面での利益を最大化することができます。
例えば上昇トレンドにて利確を急いでしまった後に実はまだまだ上昇が続いて「もったいないことしたー!」って経験ないですか?
そんなときに使えるのがこのトレーリング機能です。

こちらは2020年8月~2021年1月頃までのビットコインの価格推移です。
仮に購入価格の50万円下にトリガー価格を設置した場合、2021年年始頃の約280万円付近で利確されたはずです。
もしも⭐️マークの位置で買った場合、皆さんならどこで利確しますか?
2017年バブル時の最高値の245万円かちょっと上くらいで利確した人って結構いないですかね?
それか150万円くらいで利確しちゃったなんて方もいると思います。
正直価格がどこまで上昇するかなんてそうそう分かるものではありません。
チャートに張り付いて無駄な時間を過ごすよりも、トリガー価格を設定して感情を消して機械的に取引をした方がうまくいくことが多いです。
ビットフライヤーでトレーリング・ストップ注文をする方法
ビットフライヤーのLightningではトレーリング・ストップ注文で取引することができます。
仮想通貨は上昇トレンドに切り替わったらどこまで上がるか分からないのでそのチャンスでしっかり利益を出せるように注文を仕掛けておきましょう。
それではPC版での注文方法を説明していきます。
①:ログインしたホーム画面の左メニューの「bitFlyer Lightning」をクリックして、Lightning取引画面に行きます。

②:「特殊」をクリック

③:数量とトレール幅を設定

赤点線で囲んだ「TRAILING」をクリックして、数量とトレール幅を設定していきます。
トレール幅とは、現在の価格のいくら下(買いの場合)に注文を仕掛けるかということです。
全て入力したら「Place Order」をクリック。
以上で完了です。
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