- トラリピで年利10%って達成できるの?
- 達成できたとしても、相当なリスクを負ってるのでは?
- どんな設定?
この記事では上記の悩みを解決します。
具体的には、トラリピの仕組みやメリット・デメリットなどの基本的な内容から、過去3年間の平均年利、運用する通貨ペアとその設定、ロスカットのリスクなどについて解説します。
結論からいうと、過去3年間の平均年利は11.7%です。
それでは、細かく説明していきます。
トラリピとは?仕組みを解説
こちらのマネースクエアの公式サイト動画を見ればトラリピの仕組みを理解できると思います。
「トラリピって何だ?」って方は、こちら⬇️の動画をどうぞ。
4分程度の動画にトラリピの基本が詰まったとってもわかりやすい動画です。
トラリピのメリット・デメリット
トラリピのメリット・デメリットについて簡単に説明します。
- メリット3つ
- ・相場を予想する必要がない
・チャート画面に張り付く必要がない
・結果を出している人と同じ実績を出すことができる
- デメリット3つ
- ・まとまった資金が必要
・トラリピは手数料が高い
・すぐに結果が出ない
トラリピのメリット①:相場の動きを予想する必要がない
基本的にトラリピは、相場が上下どっちに動いてもいいように、幅広いレンジにトラップを仕掛けるので、相場がどちらに動くか予想する必要はありません。
予想するのは、“どのレンジで推移するか”です。
当然ですが、短期になればなるほど予想を当てるのは難しくなります。
トラリピのメリット②:チャート画面に張り付く必要がない
上記のメリット①にもつながる話ですが、今後数年間のレンジ幅を予想して、トラリピを運用する場合は、そう簡単にレンジを外れることはないので、こまめにチャートをチェックする必要はありません。
私自身、仮に今フラッシュクラッシュが来ても、レンジから外れることは、まずないような設定なので、チャートはほとんど見る必要がありません。
ただ、どうしても気になって『チャート動いて、決済されてないかなぁ〜』って感じで、数時間に1回くらいの頻度でチャートを見てしまいます…笑
あと、トラリピはご存じの通り、設定さえすれば自動売買なので、仕事中、睡眠中、育児中、趣味時間中、気づかないうちに決済してくれるので、裁量取引でありがちな“タラレバ”で精神を消耗しなくていいのは結構ありがたいです。
トラリピのメリット③:結果を出している人と同じ実績を出すことができる
これは嘘偽りなく、全く同じ設定をすれば、全く同じ実績を出すことができます。
『その設定が難しいんじゃないの?』って思うかもですが、トラリピの仕組みは至ってシンプルなので、実績を出している人の設定をパクるのは全然難しいことはありません。
- 訳も分からずただパクるのはおすすめしません
- リスク許容度や想定する運用期間は人それぞれです。
ただ結果が出てるからって、闇雲にパクると、その設定が実はハイリスク覚悟の設定だったり、短期運用を想定した設定をパクって長期で運用してしまったり、いいことはありません。
“自動売買”と聞くと『怪しい』とか『自動化部分は、ブラックボックスで何しているかわからない』という印象を持ちがちですが、トラリピが自動化しているのは、繰り返しの単純作業の部分で、何一つ難しいことはないので、ちょこっとやる気を出して勉強してみてください!
トラリピのデメリット①:まとまった資金が必要
あくまで個人的な意見ですが、トラリピを始めるのに必要な最低資金は、30万円です。
なぜかというと、幅広いレンジにトラップを仕掛け、数年間運用してもロスカットしない設定にする必要があるから、やはり30万円くらいが最低ラインになります。
トラリピのデメリット②:トラリピは手数料が高い
特別トラリピに限った話ではないですが、自動売買系は手数料が高いです。
- ここでいう『手数料』とは
- 手数料=スプレッド+取引手数料+スワップポイント
自動売買系の手数料を見る際は、上記の3つを比較する必要があります。
取引手数料は0円だけど、スプレッドが広かったり、とかいうことがあるので。
手動取引と比べるとどうしても、自動売買系は手数料が高いですが、上記で説明したメリット②と天秤にかけて、自分に合うか合わないかで判断してみてください。
トラリピのデメリット③:すぐに結果が出ない
トラリピは長期的にコツコツ利益を積み上げる手法で、しかも基本的に含み損を抱えながらの運用なので、『含み損<確定利益』になるまではちょっと時間がかかります。
私の場合、コロナショック相場と重なり、安定的に『含み損<確定利益』となるまでに、1年5ヶ月かかりました。笑
トラリピの性質をしっかり理解し、ロスカットしないように設定が組めていれば、いずれは『含み損<確定利益』となります。
トラリピで年利10%以上は可能です。設定とリスクを公開
結果から言うと、年利10%は可能です。
実際に2019年1月から運用しているトラリピの実績はこちらです。
運用実績を年利換算すると
2019年:12.9% 確定利益:143,405円(元金:111万円)
2020年:15.3% 確定利益:294,436円(元金:192万円)
2021年:6.9% 確定利益:167,862円(元金:250万円)
2021年は節税のために損切りしたこともあり、目標としている年率10%を達成することはできませんでした。泣
⏩平均年利:11.7%
上記のように、年毎にムラはありますが、平均すると年利10%以上を達成しています。
達成できるのはわかってもらえたと思うので、肝心な設定と、リスクについて解説していきます。
年利10%を達成した設定とリスク
私が運用している通貨ペアはNZドル/米ドルと加ドル/円の2種類です。
これらの通貨ペアを選んだ根拠は、こちら⬇️の記事にまとまっているので、ぜひチェックしてみて下さい。
【トラリピでおすすめの通貨ペア4つを紹介!選ぶコツ5つと相性が良い通貨ペアを解説】
加ドル円(CAD/JPY)の設定
新規・買い注文 | 新規・売り注文 | |
通貨ペア | CAD/JPY | CAD/JPY |
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 |
①レンジ | 73.5~95.0 | 95.0~116.5 |
①トラップ本数 | 21本 | 21本 |
②レンジ | 85.0~95.0 | 95.0~105.0 |
②トラップ本数 | 20本 | 20本 |
利益値幅 | 0.6円 | 0.6円 |
決済トレール | 設定しない | 設定する |
ロスカット | 68.0 | 120.0 |
必要資金 | ①40万円+②46万円 | ①40万円+②50万円 |
中央値である95円を境に、下半分は買い新規、上半分は売り新規で注文を仕掛ける手法である、ハーフ&ハーフで運用します。
この手法の場合、売り新規注文と買い新規注文を同時に持つことはないので、多い方の必要資金があれば運用できます。したがって、上記の設定を運用するには90万円必要です。
レンジ中央値付近(85~105円)の注文値幅は密に、レンジ上端下端付近(73.5~85円、105~116.5円)の注文値幅は疎に設定します。
資産を失うリスクは?
ロスカットは68円と120円に設定しているので、設定レンジを上下どちらに外れても資産を失うことになります。
※ハーフ&ハーフで運用しているため、レンジの上下にロスカットが存在します。
NZドル/米ドル(NZD/USD)の設定
申し訳ないですが、この通貨ペアはつぎはぎだらけでとっても見にくいです。
一応、全トラリピ設定を公開するとこれ⬇️です。
チャート上でトラリピを表示すると
おそらく上記の画像だと訳が分からないと思うので、ざっくりとしたイメージを下画像に表示します。
為替の往来が頻繁にあるであろうレンジ中央付近の注文間隔は密に、往来が少なそうなレンジ両端付近は注文間隔が疎になる構成となっています。
資産を失うリスクは?
ロスカットは0.40ドルと0.90ドルに設定しているので、設定レンジを上下どちらに外れても資産を失うことになります。
※ハーフ&ハーフで運用しているため、レンジの上下にロスカットが存在します。
2019年から2021年の3年間の平均年利は10%以上を達成しましたが、2022年はどうなんでしょうか。気になる方はこちら。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
内容を簡単にまとめると、
- トラリピで年利10%って達成できるの?
→過去3年間の平均年利は11.7%です。 - 達成できたとしても、相当なリスクを負ってるのでは?
→リーマンショックが来ても耐えれる設定です。 - どんな設定?
→運用している通貨ペアはNZドル/米ドル、加ドル/円
設定は上記で説明。
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年利10%以上を何年にも渡って、安定的に達成するために、下記の記事も役に立つと思います。
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