マネースクエアのトラリピを始めてみたいけど、「カナダドル円を運用通貨ペアに選んでいる人が多いのはなぜ?、どう設定していいのかわからない。」と思っていませんか。
この記事を読むことで、トラリピでカナダドル円を運用するのがおすすめな理由と設定について知ることができます。
この記事では、カナダドル円の運用実績、設定(2層構造)と根拠、選定理由について解説します。
カナダドル円を選定した理由や設定根拠を理解できれば、自信を持ってトラリピ運用できるだけでなく、他の通貨ペアを自分で選定することができるようになります。
公式サイトはこちら⬇️
マネースクエア
カナダドル円の運用実績
こちらの黄緑色で表示したのが、2019年9月ごろから始めたカナダドル円の運用実績です。
※グラフを作成し始めたのは2020年6月19日からです。
2021年は平均すると5,700円/月くらい稼いでいます。
カナダドル円の他に運用しているNZD/USDも合わせたトラリピ全体の運用実績が気になる方は⬇️の記事を見てみてください。
【トラリピの実績と設定をブログで公開 年収500万円会社員パパの運用実績】
デイトレードやバイナリーオプションなど色々な短期トレードに手を出しては失敗してきました。
したがって、私のトラリピ運用のモットーは『相場予想しない』なので、チャートがどっちに動いてもいいように幅広いレンジに仕掛けるため、設定さえしてしまえば、後はほったらかしです。
それで5,700円/月ほど稼いでいるので、ほぼ不労所得みたいなものです。
カナダドル円のトラリピ設定 『2層構造』
月5,700円の不労所得を生み出しているカナダドル円のトラリピ設定を以下の表にまとめました。
新規・買い注文 | 新規・売り注文 | |
通貨ペア | CAD/JPY | CAD/JPY |
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 |
①レンジ | 73.5~95.0 | 95.0~116.5 |
①トラップ本数 | 21本 | 21本 |
②レンジ | 85.0~95.0 | 95.0~105.0 |
②トラップ本数 | 20本 | 20本 |
利益値幅 | 0.6円 | 0.6円 |
決済トレール | 設定しない | 設定する |
ロスカット | 68.0 | 120.0 |
トラリピ設定を仕掛けた時のイメージはこんな⬇️感じです。
レンジ中央値付近(85~105円)の注文値幅は密に、レンジ上端下端付近(73.5~85円、105~116.5円)の注文値幅は疎に設定します。
通貨ペアの選定理由
運用する通貨ペアにカナダドル円を選んだ理由は次の4つです。
- レンジ相場を形成しているから
- スワップポイントが少ないから
- レンジ幅が狭いから
- すでに運用しているNZDUSDとの相関が弱いから
レンジ相場を形成しているから
トラリピ運用は基本的に長期間ほったらかしで運用するので、上昇と下降を繰り返して、一定の範囲内を推移する通貨ペアであるかどうかは非常に重要です。
カナダドル円のチャート(長期チャートで70~120円の範囲で推移していることを視覚的に理解)
トルコリラ円の右肩下がりのチャートが気になる方はこちら⬇️。
【運用している通貨ペアがレンジ相場を形成していない】
スワップポイントが低いから
「スワップポイントは高い方がいいでしょ!」と思いがちですが、プラスのスワップポイントが高ければ、マイナススワップも同様に高くなります。
トラリピは常に含み損を抱えながらの運用となるので、塩漬けポジションでマイナススワップが発生すると、ボディブローのようにじわじわ効いてきます。
しかも、これはマネースクエアなどの自動売買を提供している取引所のデメリットでもあるのですが、プラススワップは低く、マイナススワップは高いという特徴があるので、スワップポイントは結構にバカにならないです。
参考として、高金利通貨であるトルコリラ円のスワップ(1万通貨あたり)がこちらです。
レンジ幅が狭いから
レンジ幅が狭いと、運用資金が安い、またはトラップを密に設定できるなど、資金効率が上がります。
どういうことかと言うと、カナダドル円とユーロ円の20年分のチャートを参考にレンジ幅を決める場合、カナダドル円はレンジ幅50円に対し、ユーロ円は72.5円(カナダドル円に対して約1.5倍)になります。
つまり、同じトラップ本数を仕掛ける場合、ユーロ円の方が注文値幅が約1.5倍ほど広くなるので、それだけ注文・決済回数が少なくなります。
すでに運用しているNZDUSDとの相関が弱いから
相関が弱い通貨ペアを同時に運用するとリスク回避となります。
一つの通貨ペアに集中投資した場合、暴落した際にロスカットになる危険性があります。
しかし、相関が弱い場合、通貨ペアAは暴落して含み損が増加したが、通貨ペアBは上昇して含み益が増えて、含み損と含み益が相殺される可能性があります。
もちろん、リーマンショックのような世界的経済危機が発生した場合、全ての通貨ペアが暴落する可能性もあるので、その時は諦めましょう。笑
ちなみに2022年1月19日現在、CAD/JPYとNZD/USDの過去300日分の相関は-0.31です。(上図)
1.0に近づくほど相関が強く(同じような値動きをする)、-1.0に近くほど相関が弱い(正反対の動きをする)です。
『為替(FX)の相関計算ツール』で過去300日分の相関を調べることができるので、興味がある方はどうぞ。
レンジ幅設定
過去20年分のチャートを参考にレンジ幅を73.5~116.5円の範囲に設定します。
最上端と最下端付近が完全にカバーされていないのはなぜ?
最上端と最下端は、滞在期間が長くても約2ヶ月という、20年間の長期で見れば、ほんの一瞬の出来事なので、少しでも資金効率を上げるために設定レンジから外すことにしました。
最下端と最上端を73.5円と116.5円に設定したのは、”えいや!”です。
私は、1週間後、1ヶ月後に相場が上がるのか下がるのかは見当すら付かないので、過去20年分のチャートを参考に、幅広いレンジに設定します。
こうすることで、コロナショックのような〇〇ショックで「ロスカットするかも…」とドキドキせずに余裕を持って運用することができます。
ロスカット設定
ロスカット設定の際に参考にする値は次の2つです。
- リーマンショック時の価格:68.35円
- フラッシュクラッシュ時の最高変動幅:8.505円(発生したのは米ドル円)
『リーマンショック時の価格:68.35円』を基準にロスカットは68.0円に設定します。
設定時の価格91.274円は、ロスカットまで23.274円(=91.274-68)の余裕があり、仮にこの瞬間に過去最大規模のフラッシュクラッシュが発生しても、ロスカットにはならないので、条件②もクリアです。
仮に70円まで下がってきた場合、条件①は満たしていますが、条件②を満たさなくなるので入金なりする予定です。
まとめ
カナダドル円を選んだ理由と設定をまとめると⬇️です。
- 運用通貨ペアにカナダドル円を選んだ理由
- ・レンジ相場を形成しているから
・スワップポイントが少ないから
・レンジ幅が狭いから
・すでに運用しているNZDUSDとの相関が弱いから
新規・買い注文 | 新規・売り注文 | |
通貨ペア | CAD/JPY | CAD/JPY |
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 |
①レンジ | 73.5~95.0 | 95.0~116.5 |
①トラップ本数 | 21本 | 21本 |
②レンジ | 85.0~95.0 | 95.0~105.0 |
②トラップ本数 | 20本 | 20本 |
利益値幅 | 0.6円 | 0.6円 |
決済トレール | 設定しない | 設定する |
ロスカット | 68.0 | 120.0 |
安全な設定を組んで、楽しい不労所得ライフをスタートしてみてはどうでしょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら⬇️
マネースクエア
運用実績が気になる方はこちら。
【トラリピの実績と設定をブログで公開 年収500万円会社員パパの運用実績】
口座開設のやり方は以下の記事にまとめているので、参考にどうぞ。
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