この記事では、CFDトラリピでNYダウを運用する場合の、注文を仕掛ける範囲（レンジ）の設定方法について説明します。
ここで説明する方法は、75週の指数平滑移動平均（EMA）を根拠とした手法です。
仕掛ける注文は買い注文のみです。
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注文を仕掛ける範囲（レンジ）の下限は？
注文を仕掛ける範囲（レンジ）の下限は75週の指数平滑移動平均（EMA）の位置に設定します。
2021年9月現在、NYダウのEMA（75週）は、31,400の位置にあるので、そこが下限です。
ちなみにNYダウの現在価格は、34,814です。
指数平滑移動平均（EMA）は直近の値動きにより比重をおいた移動平均線の一つで、単純移動平均線（SMA）よりも、動きが緩やかな特徴があります。
こちら⬇️が、NYダウの過去7年間チャートに75週のEMAを表示したものになります。
2018年末や2020年3月頃のコロナショック時などに、EMA（75週）よりも下に行くことはありましたが、基本的には上で価格が推移していることがほとんどです。
EMA（75週）に基づいた下限設定だと、ショック相場などでレンジを下抜けした場合は機会損失となりますが、そこは諦めて、価格が戻って来るのを待ちます。
ショック相場の全てをカバーしようとすると、レンジが広くなり、資金効率が下がるので、切り捨てることも大事です。
ただし、ロスカットにならないように損切り設定には十分余裕を持って設定します。
損切り設定はこちら⬇️。
”75週”のEMAである根拠
所々で移動平均線にタッチしては再び上昇していることから、EMA（75週）が支持線として働いているからです。
注文を仕掛ける範囲（レンジ）の上限は？
レンジの上限は、”75週のEMAから22.7％高い位置”に設定します。
つまり、2021年９月現在、NYダウのEMA（75週）は、31,400の位置にあるので、そこから22.7%上がった35,827がレンジ上限となります。
EMA(75週)から”22.7%”上である根拠
過去7年間チャートにて、EMA（75週）からの乖離率が最大で22.7%あったからです。
資金力によって条件値を変更
上記で説明したレンジ設定方法が理想ですが、資金力には限りがあります。
もしも、「もう少し少額で運用したいな。」とお考えならシミュレーションで色々とパラメータを自分なりに変更してみるといいです。
ただし、シミュレーションを使用するには口座開設が必要となりますので、無料なので作ってみましょう！
口座開設しなくても、シミュレーションを使用できます。
公式サイトでのシミュレーションはこちら。
申し込みから開設までに1週間くらい時間がかかります。開設手順はこちら⬇️。
少額の資金で運用するには
①注文一本ずつの間隔を空ける
②レンジの下限を、50週または25週などのEMAで設定
③レンジの上限を、EMAからの乖離率の平均値（16.7％）で設定
➡️②、③によって注文を仕掛ける範囲を狭めることができます。
ただし、レンジ抜けによる機会損失の確率が上がるので注意が必要です。
NYダウは長期的に上昇
NYダウでの運用で仕掛ける注文は買い注文のみです。
なぜ売り注文を仕掛けないのか。
NYダウの構成やこれまでの価格推移から、長期的に上昇が続くと予想できるからです。
NYダウが長期的に上昇すると考える根拠はこちら⬇️です。
- 構成銘柄を定期的に見直し
- 幾度ものショック相場を乗り越え、高値を更新し続ける
- GDPからわかるようにアメリカ経済は成長し続ける
NYダウは有名企業30社で構成される株価指数です。
その銘柄構成は、それぞれの分野で世界を代表する企業から成り、時代の変化とともに定期的に入れ替えが行われるため、これから大きく成長することが期待される銘柄で常に構成されます。
NYダウチャートを見て分かるように綺麗な右肩上がりのチャートです。
2008年8月のリーマンショックや2020年3月のコロナショックのような大暴落を経験しながら、それを乗り越えて上昇し続けています。
アメリカのGDPが基本的にプラスであることからも、世界大戦などが起きない限り経済は成長を続けていきます。
まとめ
- 仕掛ける注文は買い注文のみ
- 注文を仕掛ける範囲（レンジ）の下限は75週の指数平滑移動平均（EMA）の位置
- レンジの上限は、”75週のEMAから22.7％高い位置”に設定
- 少額の資金で運用するにはパラメータを変更
- NYダウは長期的に上昇
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