トラリピのスワップポイントは低い？同業4社と比較【結論：スワップ狙いはおすすめしません】

「トラリピのスワップポイントって低いの？」「スワップ狙いでのトラリピ運用はあり？」と疑問に思っていませんか？


この記事では、トラリピのスワップポイントはどれくらいか、他社と比較してどうなのか、スワップ狙いでのトラリピ運用はおすすめしない理由について解説します。


トラリピと同様に自動売買ツールを提供する業者4社とスワップが高くて人気な取引所LIGHT FXを一覧にまとめて比較したので、是非参考にしてもらえたら嬉しいです。

トラリピのスワップポイントは低い！　他の自動売買系業者は？

トラリピ含む自動売買系のスワップポイントは業界最高水準のLIGHT FXに比べて、-スワップ高め、+スワップ低めです。

トラリピ(マネースクエア )と同様に自動売買ツールを提供する業者4社

と、スワップ部門3年連続第1位のLIGHT FXの計6社を比較した一覧がこちら⬇️です。
トラリピで人気が高い通貨ペア4つと高スワップで有名なメキシコペソ円で比較しました。
※1位：豪ドル/NZドル、2位：ユーロ/英ポンド、3位：NZドル/米ドル、4位：カナダドル/円

2023年1月11日 のスワップ	豪ドル/NZドル	豪ドル/NZドル	ユーロ/英ポンド	ユーロ/英ポンド	NZドル/米ドル	NZドル/米ドル	カナダドル/円	カナダドル/円	メキシコペソ/円	メキシコペソ/円
1日分	売 スワップ	買 スワップ	売 スワップ	買 スワップ	売 スワップ	買 スワップ	売 スワップ	買 スワップ	売 スワップ	買 スワップ
トラリピ マネースクエア	7	-57	46	-53	9	-27	-121	108	-15	10
ループイフダン アイネット証券	7	-9	50	-65	-100	0	-137	105	-25	19
トライオートFX インヴァスト証券	29	-29	64	-64	0	58	-128	98	–	–
トラッキングトレード FXブロードネット	10	-52	50	-105	15	-28	-144	110	–	–
iサイクル2取引 外為オンライン	0	-72	0	-125	-98	0	-103	49	-200	50
LIGHT FX	34	-35	39	-40	29	-30	-105	105	-191	191

比較表からわかること

●自動売買系5社と比べ、LIGHT FXは-スワップ低め、+スワップ高め
●各社のスワップポイントはまちまち

自動売買系の同業で比較すると、通貨ペアによってまちまちです。
ただし、注意が必要で、スワップポイントがダメだからその業者はダメかというとそうではありません。
正しく判断するには、“手数料”で考える必要があります。

手数料＝スプレッド＋取引手数料＋マイナススワップ

トラリピの手数料は2番手で、1番手はループイフダンです。
こちらについても同業者を一覧で比較してるので興味がある方は⬇️をどうぞ。
トラリピの手数料が高すぎるというのは本当か？【リピート系5社比較】

トラリピでスワップポイント狙いの運用はおすすめしません!

トラリピで為替差益に加えて、スワップポイントも貰えたら最高ですよね。
ですが、おすすめしません。


おすすめしない理由は次の2つです。

ただし、私は基本的に相場予想しないスタイルで数年単位で幅広いレンジを想定して運用する設定ですが、価格予想に自信がある方はトラリピとスワップの両取りは可能だと思います。

トラリピはスワップポイントが低い

既述したように、自動売買ツールを提供するトラリピのスワップポイントは業界最高水準のLIGHT FXと比較すると低いです。

したがって、スワップ狙いで運用するならすんなりスワップが高いところで取引するのが良いでしょう。
数円の違いだとしても、通貨量や期間が増えればチリも積もれば山となるです。

自動売買のたびにかかるスプレッド

トラリピは基本的に長期にわたる運用ですが、注文1つ1つに関しては逆に短期で何度も繰り返すため、その度に手数料がかかります。

手数料＝スプレッド＋取引手数料（0円）＋マイナススワップ

トラリピに関して言えば、取引手数料は0円なので新規・決済注文のたびにスプレッドがかかります。


例えば、自動売買していると、ある1つの新規注文から決済注文までがその日のうちに終わることもザラです。

そんな時は、為替差益はありますが、スワップは受け取れず、スプレッドや取引手数料が発生します。

為替差益があれば、何の問題もない気もしますが。笑

メキシコペソ円でさえトラリピとスワップ狙いはおすすめはしません！

中には『メキシコペソ円ならトラリピで為替差益とスワップの両取りができるからおすすめ』という意見もありますが、私はそうは思いません。


おすすめ派の理由の一つに、メキシコペソ円はレンジ相場だという意見がありますが、短期的にはそうかもしれませんが、20年間という長期で見れば下のチャートのように右肩下がりです。

トルコリラ円とメキシコペソ円のスワップ運用を100万通貨ずつ保有した場合

期間：294日間（2020年4月1日〜2021年1月20日）
購入価格：トルコリラ円：15.506円　メキシコペソ円：4.464円
決済価格：トルコリラ円：8.442　　メキシコペソ円：5.549円

	スワップポイント/日 ※1万通貨あたり	為替差益	スワップポイント	合計収支
トルコリラ円	22円	▲7,064,000円	646,800円	▲6,417,200円
メキシコペソ円	8.1円	1,085,000円	238,140円	1,323,140円

メキシコペソ円のようにタイミング良く始めることができれば、為替差益とスワップポイントの両取りができますが、長期運用すればするほどトルコリラ円のように地獄を見る可能性が高くなります。

おまけ：高スワップ通貨は長期的には全て右肩下がり

同じく高スワップ通貨のトルコリラ円と南アフリカランド円を見てみても長期的には右肩下がりです。


過去16年分チャートはこちら⬇️です。

まとめ

今回はトラリピのスワップポイントについて解説しました。
まとめると⬇️です。

トラリピに限らず、高金利通貨でのスワップ運用自体、個人的にはおすすめしません。


トラリピはスワップポイントなんて気にしなくても十分に稼げる手法です。
どれくらい稼げるか気になる方は⬇️を参考にしてみてください。
【トラリピの実績と設定をブログで公開 年収500万円会社員パパの運用実績】


また、口座開設方法は⬇️の記事で、画像でわかりやすくまとめました。
【トラリピの始め方】口座開設申し込みから入金までの流れを画像で説明